先に読後の感想として、横浜DeNAベイスターズ・ファンなら間違いなく楽しめる一冊になってる、と言っておきます。
山崎選手の生い立ちから、学生時代に一度は野球をやめようかと悩んだこと、そこからプロ野球選手として横浜DeNAベイスターズへ入団、活躍するまでの軌跡がよく分かって、今年も山崎選手とベイスターズを応援していこうという気持ちがより強くなりました。
トレーディングカード付き&本の一部は写真集風?
自分はオッサンなので、山崎選手の丸い顔をみてニヤニヤしてても怖いでしょう。 ということで、やっぱりここは野球少年や山崎康晃投手のファンの子向けのページなんでしょうね。 アマゾン限定版ではトレーディングカードまでついてます(写真の右側)。
いろいろミニコーナーがあるけど、Q&Aコーナーでは好きな歴史上の人物で渋いアンサーをしてますね(笑)。
山崎選手が過去にツイッターにアップした写真とコメントのコーナーもあったりして、普段あまり読書をしない人でも楽しく読めるようになってます。
今までフォローするのを忘れてたので、読後に山崎選手(@19Yasuaki)のフォロワーになりました。 なぜか Twitter 検索では「山崎康晃」ではファンやbotしか出てこないので焦ったけど、「山崎 康晃」(苗字と名前の間に半角スペースを入れる)で検索したらすぐにトップで出てきました。 今年もいいツイートをたくさん見たいっ。
対談も面白い
これはこの前読んだ「Yokohama Walker」でも言えることだけど、やっぱり選手同士のやり取りがとても楽しい! この本では巻末に「今永 昇太」投手との対談があるんだけど、今永選手の面白さ(マジメなのにボケな感じ)が出てたりします。 お互い気兼ねの無いちょっとツッコんだ会話もしてて、仲が良いことはすぐに分かりますね。
試合中のベンチ裏の話もイイ
山崎康晃投手は基本的に「勝ってる試合の最後のさいごで出てくる投手」ですよね。 その日の試合のどの段階でどこで何をしているのか?というのは中継などでは分からないので、ファンとしては見ることが出来ません。
山崎選手はその様子についてこの本に書いてくれてるので、今度からは試合の時間経過に合わせて「山崎選手は今頃あれをしていのかな?」とかちょっとした想像が出来るようになって楽しめそうです。
やはり今のベイスターズの中心人物は筒香選手
とにかく最近読んだベイスターズの選手の本や雑誌のインタビューなどで必ず出てくるのは「筒香 嘉智」選手の名前。 山崎選手も「常に筒香選手は見ていてくれる」とか「適切なタイミングで声をかけてくれる」と、チームリーダーの気配りにいつも尊敬の念を抱いている様子が分かります。 いや、本当に凄い人だね、筒香選手。
あと、大きな意味ではかなり「アレックス・ラミレス監督」の影響もある気がしますね。 意外と筒香選手や山崎選手の言っている内容が、この間読んだ『ラミ流』の中のラミレス監督のやり方に近いようにも感じました。
今年はリーグ優勝を目指す
とにかくベイスターズは選手同士のコミュニケーションが密に取れているのがテレビ画面や本・雑誌のコメントからもよく分かります。 なので誰かがミスをしても他の人がサっとカバーするような連携も出来るようになっているんじゃないかと思います。 この本の中で山崎選手も去年の経験と悔しさについて書いていて、それは各選手が共有している今年のための起爆剤になっているようです。
これはもう何度も同じことを言ってしまうけど、今のベイスターズは年齢層的に一番いい時期に来ている選手が多いチームだと思います。 2017年のベイスターズの経験と悔しさを力に替えれば今年のリーグ優勝も夢ではないと思います。
個人的には今年を含めて3年以内にはリーグ優勝するのではないかと思っています。 若さと経験のバランスが本当にちょうど良い時期だと思います。 ラミレス監督の采配もとてもいいしね。
最後に
とにかく読後感のとても良い一冊でした。 ベイスターズの選手たち全体に言えることだけど「ネガティブなことばを聞いたことが無い」というのがあります。 この本を読んでいても とにかく出来る準備と努力、チームメイトへの思いやりがうかがい知れるし、こちらとしては今年も応援に力が入ります。
あと、山崎康晃選手としては「野球少年」や「これから野球を好きになるかもしれない子」に対して書いているところも多いようなので、そういう子たちが読むととても良いのではないかな、とも思いましたよ。
PS 2018年、開幕初戦は落としてしまったけど、今日からの第2第3戦、勝ってもらおう、最後に 山崎選手に抑えてもらいたい!