こんな狭い話に関心を持ってる人がいるんだろうか?という疑問があるけど、1つ気になったので書いてみました。
『SensorCore』に1つの懸念が芽生えた という話です。
Windows Phoneを利用し始めて 「便利だな」 と思った機能やアプリを思い出すと、Microsoft製のアプリ「フード&レシピ」や「ヘルスケア」がありました(過去形)。 当時から他のモバイルOSに比べると アプリの数と質がとにかく少ない、低い状態の中、輝いていたアプリです。
そして、いつしかそのうちの 「ヘルスケア」 に 「歩数計」 の機能が搭載されることになりました。 これこそが「SensorCore」という機能を利用したものです。 いろいろ関心がありまして、SensorCoreのことを調べたりする中で知りました。
「SensorCore は、NOKIA社 と Qualcomm社の共同開発の ハードウェア・ソフトウェアベースの技術であり、そこからAPIも提供されているもの」 です(WindowsCentral記事 より)。
ここに懸念を抱いたわけです。 ピーンときた人もいるかもしれないですね。
2016年2月に Microsoft は Lumia 650 を最後に Lumia シリーズを終了します。 NOKIAのブランド名利用権も2015年に終了しています。
そして、ついこの間発表された Lumia 650 のスペックを見て少し驚いたのが Snapdragon212を搭載していて SensorCore が無い、ということ。
さらに、今後の WindowsPhone がどうなるのか? というところで、Lumia の開発チームは Surfaceチームに移管(吸収かな?)される形になるようです。 そして、これにより「今後は SurfacePhone としてやっていくことになるんじゃないだろうか?」 と言われています。
懸念の全ての要素が集まりました(汗 以下、完全な自分の推測の話ですが)。
推論の順序立てを図にすると、こうなります。
SensorCore を開発した両社が関わりを持たなくなった場合、この技術を使い続ける意味が無くなるのではないでしょうか? どっちにせよ CPUが変わってしまえば使えなくなる技術ではあります。
ここで、SensorCoreの SDKの更新などの状況がどうなっているのかを見てみましょう。 直接の裏付けになるとは思えませんが、更新は2015年の3月でストップ、これを利用したサンプルアプリ Steps も5月でストップしているようです。 SensorCoreは機能としてはかなり優秀だと思っていたので 「終了フラグ」 となると残念です (重ねて、完全な推測です)。
もちろん実際のところは次の一手が出てくるまで分かりません。 しかしこう先のことが見えづらいと開発者さんは大きく舵を切れないのではないでしょうか? 安心できない環境にアプリは増えないように思えてなりません。
ちなみに、今のところ言われている話では Surface Phoneは 「発表が今年の年末」ということらしいので、発売となると2017年になってしまうのではないでしょうか。 Lumia650が2016年2月発売ということで、10ヶ月間 Microsoft からは新しいハードが出ないというのは マーケットシェアのさらなる低下になってしまいそう。 これもちょっと心配ですね。